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最近見つけた近くの

お好み焼き屋さんへ行ってきた。

この店に来るのは2回目で、

1ヵ月ぶりぐらいだろうか。



お店は70代位の夫婦で営んでいる。

夫婦と世間話をしていると、

歳をとる前に何か一人でもできる、

趣味を作っておいたほうがいいよと言われた。



僕が本を読むのは好きですねと言うと、

夫婦も本が好きらしく一通り話をした。



そしてこの親父さんの

もうひとつの趣味は競馬らしい。

新聞を読んで予想して土日のレースにかける。

親父さんいわく賭けた額の8割は戻ってくるらしいので、

年間100万賭けても80万は戻ってくるから年間20万位で遊べるとのこと。　　



結構かかってるやん！という言葉が出かけたが、

オタフクソースと一緒に飲み込んだ。

あまり知られていないが、

7〜80年前に近所に競馬場があったことを思い出し、

親父さんにドヤ顔で話をした。

親父さんはもちろん知っていた。

そんな事は知っていると言わんばかりのドヤ顔をしている。



実は競馬場の近くに会社があり、

歴史を調べたことがあった。



近所には競馬場の名残で緩やかにカーブした道路や競馬場職員の元宿舎がある。

そのことを話すと親父さんは知らなかったようで、

「へ〜それは知らなかった」と言った。

僕の競馬場トリビアを聞いて満足気な表情をしている。


奥さんが勝手口から店の外に出ると、

親父さんはおもむろに話をしだした




競馬で絶対に勝てる方法がある、、、


親父さんのメガネがキラリと光った、、、(ように見えた)


そのやり方はこうだ、

2番人気の馬に1000円を賭ける

負けたらまた2番人気の馬に2000円を賭ける

また負けたら2番人気の馬に4,000円を賭ける

と言うふうに負けたら倍の額を次賭けるというのを繰り返すそうだ。

そして当たるとまた1000円からそれを繰り返すというやり方らしい。


このやり方をやるにはまとまったお金が必要であり、

金持ちのやり方だと言っていた。



親父さんが年間20万の赤字を出していることが

気になったが思わぬ場所で良いことを聞いた。


アウトプットする人が一番与えられるを実感した。

これが価値の等価交換というものであろうか。

このお店には価値のある情報を持って定期的に行こうと思う。

※上記の手法を試される方は自己責任でお願いしますm(_ _)m

西広島タイムスのホームページに、

「憩いの木箱」の記事が掲載されました。

ぜひ下のリンクから見られてみてください！

時々食べに行くお好み焼き屋さん、

テーブルには20〜30冊程度の本が積み上げられ、

行くたびに新しい本に入れ替わっている。

ふせんを貼られている所を見ると、

しっかり読みこまれているようだ。

いつも注文する肉玉そばを食べ終え、

会計時に店主に聞いてみた

僕「月にどの位本を読むんですか」

店主はよくぞ聞いてくれたと言わんばかりに、

僕に向けて5本の指を突き出した。

店主「読む数は決めてないけど月50,000円分買うよ」

50,000円という事は1冊1,500円として33冊程度だ。

僕は瞬時に計算しようとしたが、暗算の苦手な僕が33冊という数字がすぐに出るはずもなく、

「すっ、すごいですね〜」という当たり障りのない返事をしてしまう。

ちなみに読み終わった本はどうするのか確認すると、

後で読み返したくなる事があるのですべて保管していると言っていた。

　

この店のおいしさの秘訣は、

豊富な読書量による知識のスパイスが効いているからだと、

僕は確信しお店をあとにした。